強風下のセーリング

 本日のセーリングは7メータほどの風の中でやった。

風が強かったのでシーホッパーはやめて、レーザー艇に乗艇した。レーザー1号艇を選んで乗艇したのは
船体の状態が良くて、水漏れが無いことを確認していたからであるが、ティラーのジョイントに問題があったので
ラダーとティラーだけはレーザ5号艇のものを使った。ただ、コックピットのカニンガムとアウトホールのクリートの
前に取り付けてある、ロープを通すガイが外れていた。強風下で艤装のコントロールロープが外れると怖いので
八の字ひねりと云う八の字結びよりも結び目の大きな結び目を作って滑車に引っかかってある程度以上はアウトホールや
カニンガムが緩まないようにセットした。
対岸の目黒会の人たちが帆を上げているのが見えたので、桟橋からレーザー艇を出して強風下のアビームを走ってみた。
風は不安定でしょっちゅう方向を変えているが、水面を観察しているとブローが入るのが予見できたので、十分対応できた。
メインシートは7ミリの軽いロープを使ったのが大正解で、強風下でも力が入り、とっさの風でもロープを緩めることが出来た。
特段セーリングすることに問題を感じなかったので、橋を渡って目黒会の方の桟橋に向かった。
3名が帆を上げていて、その中の一人が桟橋から出てきたので、二人で北柏に向かった。私はスタンダードで一人は4.7の小さな帆、残りの二人は
ラジアルリグの帆でセールした。
スタンダードでも、アウトホールをいっぱいに引き込み、カニンガムをかなり引き込み、バングを適度に調整すれば
パワーダウンはできる。ブローが入るたびに艇は水しぶきを上げてプレーニングをする。
ただし、ブローに入る時に急激に風の方向や強さが変化するので細心の注意を払いながら操船した。
今日の風は7メータほどだったようだ。ブローでは10メータほどにもなる場面もあったように思える。
勿論白波も立っていた。結局一回沈したのと、セーリング中にコントロールを失って艇を留めたことが一回あった。
充分納得できるセーリングが出来た。昨年度よりはかなり強風下のコントロールが出来るようになった。
その一は7ミリの軽い滑りの良いメインシートにすることによって、ブローなどでシートを有効に出すことが出来て風を逃がしたり、捕まえたりできるようになったことが大きい。
その二は水面を常に観察しながらセーリング出来るようになったので、ブローが入るのを予見できるようになったのが大きい。
勿論、ブローに入ってみないと風の方向や強さは分からないが、ブローに入ることはわかるので心の準備ができるのである。
神経を研ぎ澄まして、ブローに突入できるのだ。《どっちに変化するのだ?強さは?》などと思いながら乗艇位置や、シートやラダーに神経を
いきわたらせて、待ち構えることが出来るのだ。
その三は、これまで、艤装の改良に取り組んできて、強風下でのパワーダウンのコントロールが出来るようになってきたのだ。

以上の三点によって、平均7メータでブローで10メータ程度の風であれば白波が立っていても充分セーリングできるようになってきた。
もう少しで、楽しめるようになるだろう!
ただし、それはレーザー艇の場合で、帆の面積のやや大きなシーホッパ艇はどこに限界があるのかわからない。

本日の反省点
バングとカニンガムを
一つにしたセットを使っている。備品を無くさないためだ。
それが、今日はこの二つがこんがらかってしまって、取り付け終わりかかったと思ったバングとカニンガムを取り外して
最初からやり直さないことに成ってしまった。取り付け前にロープを良くさばいておく必要がある。
風見の毛糸が無くなっていて、アクリルの毛糸を取りにわざわざ桟橋まで引き返してしまった。時間の無駄をしてしまった。

艇の課題
1.L1艇のコックピットのアウトホールとカニンガムのクリートの前のガイを新たに取り付ける必要がある。
2.S4艇はスピードが出ないが、船体に水漏れはなかった。帆などをチェックする必要がある。
3.本日乗艇したL1艇のアウトホールのロープは4ミリの細いものだったけれども、非常に良く留まった。
クリートの違いを明らかにする。

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