メインシート

 シングルハンドのレーザー艇ではマストのサイドステーが無いので、ブームを前方まで出すことが出来る。
また、トラベラーは艇の最後尾のスターンにつけられているので、メインシートが驚くほど長い。
13.5mのものが使用されている。

 長いメインシートは風の変化に対しての反応も悪くなる。
抵抗が増すのだ。
そのために、レースなどでは、できるだけ細いロープが好まれる。

 細くて長いロープはもつれやすい。
キンクしてトラブルの原因になる。

 また、細いロープを強く握って保持するのは指に過大な負荷がかかる。

 シングルハンド艇のメインシートに要求される性質は下記である。

1.摩擦抵抗が少ない。
  風の変化を敏感に感じられれば最高である。

2.よじれにくく、キンクしないこと。

3.水に強いこと
  長いシートはしばしば水に浸かる部分が出てくる。
 そのことによって、摩擦抵抗が増えたり、水を吸って重くなったりすると
 操作性が悪くなるのだ。水に強いとは水で劣化しないと云うことだけではなく
 水を吸いにくいことを云っている。



 メインシートの通り道に使用される滑車の性能にも影響を受ける。
ベアリングの入った、非常に抵抗の少ない滑車を使えば効果は抜群だろう。
ただ、これはかなり高価なものになると思われる。

 私は、クラブにあった、7ミリのやや太めで軽くて滑りの良いロープをメインシートに使って
その違いに驚いた。このシートを使うことで、より強風でもセール出来ると確信した。
 残念なことにクラブの艇庫にあったこのロープは短く切られてしまっていた。

 それで、今回下記のシートを購入した。

《ルースター製 ポリライトロープ7mm RRP07 14m》

重さはやや重いようだが、非常によじれにくく、滑り良い。

次回のセールで試してみることにした。

 新しいメインシートが入荷した。
レーザーやシーホッパー用に購入した。

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