手賀沼の北側に位置する我孫子市と手賀沼の南側に位置する柏市はそれぞれ二艇のアクセスディンギーを所有している。
アルバトロスヨットクラブでは、市や関連した地域の団体の要請を受けてこのアクセスディンギーに子供たちを乗せる
体験イベントを毎月のように開催している。
アクセスディンギーは子供用のオプトミスとディンギーなどとほとんど同じような大きさに見える。
二人乗りである。スループ艇のように前後に二人乗るのではなく、左右に二人乗る。
センターボードはかなり重く、鉛が仕込んであるようだ。帆も小さいために非常に安定していて、沈したことはない。
乗艇位置が低いために安定しているだけではなく、ブームに頭をぶつける心配はない。
ラダーはコックピットのセンターにアルミの棒が立っている。この棒を右に倒せは右に艇が回転し、左に回せば左に回転する。
重いセンターボード、短い船体、小さな帆。
これだけからは非常にセーリングはつまらないもののように思うかもしれないが、意外とそうでもないところが面白い。
前後に短い船体は水との接触面積が小さい。そのことは、中風や弱風では走る。
回転はやりやすい。タックやジャイブが非常に簡単にできる。
無風の時はプラスチック製の短い40~50センチほどのパドルを片手に持って漕ぎ、片手でラダーを操作すれば
ある程度艇を進めることはできる。これだけでも、子供は夢中になってやる。
勿論片側だけを漕ぐので、偏るが、それでも、ラダー操作を適当にやればまっすぐ前に進めることはできる。
私もたびたび、ボランティアで参加して子供たちをこのアクセスディンギーに乗せる。
大抵は、子供にラダー操作をやらせる。
小学4年生あたりから上の子供は、このハンドル操作がすぐにできるようになり、結構楽しめる。
先日、この艇におとなの女性が乗艇してきた。セーリングに関心があるようでいろいろ聞いてくる。
「ヨットは風に押されて進むのですか?」
「いえ、風に押されるのではなくて、風が帆を流れる時に帆が前に引っ張られる力が働くのです」
「風上にまっすぐ上れませんが、横流れをセンターボードで防ぐことで、風に対して45度ほどの
角度で登っていくことは可能です!
ヨットは帆を左側に展開するか、右側に展開するかのどちらかですが、帆を自由に反転させることが出来れば
どの方向にでも行くことが出来ます。
風上にまっすぐ行くことはできませんが、45度くらいに切りあがることはできるので
帆を反転させながらジグザグに進めば風上にも行けます」
などど、話していると、かなりの風が吹いてきた。
それで、風上に対して45度ほどでクローズホールドを上ってもらい、タックによるターンを繰り返してもらった。
艇は面白いようにタックしながら、進んだ。スキーのパラレルターンのような楽しさがあった。
かなりの爽快感だった。
船を桟橋で降りる時に
「楽しかったわ!」
と女性が喜んでくれた。
確かに、タックの連続動作は船体の長いレーザーやシカーラではむつかしい。
アクセスっディンギーならではだ。
次回はジャイブの連続動作を試してみたい。
アルバトロスヨットクラブでは、市や関連した地域の団体の要請を受けてこのアクセスディンギーに子供たちを乗せる
体験イベントを毎月のように開催している。
アクセスディンギーは子供用のオプトミスとディンギーなどとほとんど同じような大きさに見える。
二人乗りである。スループ艇のように前後に二人乗るのではなく、左右に二人乗る。
センターボードはかなり重く、鉛が仕込んであるようだ。帆も小さいために非常に安定していて、沈したことはない。
乗艇位置が低いために安定しているだけではなく、ブームに頭をぶつける心配はない。
ラダーはコックピットのセンターにアルミの棒が立っている。この棒を右に倒せは右に艇が回転し、左に回せば左に回転する。
重いセンターボード、短い船体、小さな帆。
これだけからは非常にセーリングはつまらないもののように思うかもしれないが、意外とそうでもないところが面白い。
前後に短い船体は水との接触面積が小さい。そのことは、中風や弱風では走る。
回転はやりやすい。タックやジャイブが非常に簡単にできる。
無風の時はプラスチック製の短い40~50センチほどのパドルを片手に持って漕ぎ、片手でラダーを操作すれば
ある程度艇を進めることはできる。これだけでも、子供は夢中になってやる。
勿論片側だけを漕ぐので、偏るが、それでも、ラダー操作を適当にやればまっすぐ前に進めることはできる。
私もたびたび、ボランティアで参加して子供たちをこのアクセスディンギーに乗せる。
大抵は、子供にラダー操作をやらせる。
小学4年生あたりから上の子供は、このハンドル操作がすぐにできるようになり、結構楽しめる。
先日、この艇におとなの女性が乗艇してきた。セーリングに関心があるようでいろいろ聞いてくる。
「ヨットは風に押されて進むのですか?」
「いえ、風に押されるのではなくて、風が帆を流れる時に帆が前に引っ張られる力が働くのです」
「風上にまっすぐ上れませんが、横流れをセンターボードで防ぐことで、風に対して45度ほどの
角度で登っていくことは可能です!
ヨットは帆を左側に展開するか、右側に展開するかのどちらかですが、帆を自由に反転させることが出来れば
どの方向にでも行くことが出来ます。
風上にまっすぐ行くことはできませんが、45度くらいに切りあがることはできるので
帆を反転させながらジグザグに進めば風上にも行けます」
などど、話していると、かなりの風が吹いてきた。
それで、風上に対して45度ほどでクローズホールドを上ってもらい、タックによるターンを繰り返してもらった。
艇は面白いようにタックしながら、進んだ。スキーのパラレルターンのような楽しさがあった。
かなりの爽快感だった。
船を桟橋で降りる時に
「楽しかったわ!」
と女性が喜んでくれた。
確かに、タックの連続動作は船体の長いレーザーやシカーラではむつかしい。
アクセスっディンギーならではだ。
次回はジャイブの連続動作を試してみたい。
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