セールのふくらみ

 昨日は5~6メータでブローでは7メータと云った東の風の中でセールした。
やや風が弱いと判断して、レーザではなくシーホッパーに乗艇した。
強風になればレーザに乗艇している。
、やや帆の小さなレーザの方が安心感があり、艇の底が丸いだけに
プレーニングには有利なように思われるからだ。

 ベテランでの菊田さんとフィッシュセンターと北柏の
手賀沼の東西いっぱいをセールした。
 菊田さんはラジアルリグのレーザーに乗艇していた。
艇の長さや重さはほとんど同じだが、私のシーホッパーの方がセール面積が大きい。
それでも、上りでは菊田さんに全く歯が立たない。

 私の艇の帆を観察して
「帆が充分薄くなっていない。膨らみ過ぎている」
と菊田さんに指摘された。
「これでも目いっぱい薄くしているのですが!」
と私は返事した。

 セールの深さも飛行機と同じで、帆を流れる風の速度が速まるほど
薄いふくらみが妥当になる。

 風に対して上りの時には、見かけの風(帆を流れる風)が非常に早くなるので
帆のふくらみを薄くする。これが出来ない。
 艇がブローを受けた時などには加速してくれないで、何か壁のようなものを感じて
返って失速してしまったりする。
 セーリングしていて不快感が出てくる。


 そういうことで昨日のセーリングの上りは楽しくはなかった。
気持ちよく走ってくれないのを無理やり走らせていると云った感覚だった。

 セールのふくらみを薄くできるかどうかは帆の老朽化の影響もあるが
アウトホールやトラベラーなども影響するので見直してみることにした。

 新規に取り入れた滑りやすくよじれにくい7ミリのメインシートは良く機能した。
強風下では滑って持ちづらいのではないか?
と心配したが、そうしたことはなかった。ただ、一瞬握っていたのを緩めた瞬間に
メインシートが一気に出ると云う場面があった。

 ブローに煽られて大きくヒールした時が二度あった。何もしなければ沈してしまう状況だ。
それで、これまではラダーをしゃくることで艇を起こしていた。
今回はメインシートが簡単に出るので問題なく艇を立て直すことが出来た。ラダーに頼らなくてもシート操作だけで充分だった。

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