向こう合わせのセール

 昨日(20170916)のセールは3~4メータの北東の風の中でセールした。
手賀沼は東側には広大な田畑が広がっている。そのために東の風は比較的安定している。
特に昨日のような等圧線で起こされる風の場合は安定している。
若洲の訓練海域程に安定していた。
予想では7メータとなっていたので、最近乗艇しているシーホッパーではなく、やや帆の面積の小さい
スタンダードのレーザーに乗艇したが実際はそれほど風は吹かなかった。

 それでも、フィッシュセンターへの二往復、距離にしておよそ14キロをセールした。

 フィッシュセンターへのセーリングは北東の風を受けながら東にセールしたので、ほとんどクローズホールドだった。
タックする回数も極めて少なかった。
クローズホールのまま、タックもしないで20~30分もセーリングを続けたのだ。

 それで、クローズホールドを〈向こう合わせ〉のセーリングを楽しんだ。
安定した風といえども、左に右にと1~2分おきに振れる。
風が振れた時には艇のヒールに変化が現れる。

 艇を完全フラットにしてセールを開始する。
風が乗艇している舷側に振れると
艇はヒールしてラフして風に切りあがって行こうとする、
 逆に乗艇側と反対側に風が振れると艇がアンヒールして風に対して艇がベアする。
従って、艇がヒールしたり、アンヒールした時に、フラットに戻さないようにすれば
艇が自然に風に合った方向に進路を変えてくれる。
ラダーは使わない。
ただ、風が乗艇側と反対舷に振れた時のアンヒールによる進路の変化は比較的少ないので意識的に
アンヒールを強めるようにハイクアウトを強くしたりする。
けれども、基本は風の変化にあわせたラダー操作をするのではなく、
艇が向かおうとしている方向に邪魔をしないように向かわせて、それを味わいながらセールする。
ヒールアンヒールを繰り返しながらスキーのパラレルターンをやっているような
セーリングになるので非常に楽しい。

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