スロープの代わりの車輪

 昨日(20171008)はアルバトロスクラブの年に二回の整備の日だった。
春と秋に行われる。

 アルバトロスクラブでは、通常はヨットを水に浮かべて係留している、そのために
船底には藻が生えたりするので船底のクリーニングが欠かせない。
それで、整備の日にヨットを桟橋に引き上げてスループ艇のシカーラは横倒しにして、
レーザーやシーホッパーは裏返しにして船底の掃除をする。
また、水抜きをやる。

 ただ、年に二回のメンテでは明らかに不足する。
船底に藻が付着すると艇速が落ちる。
船底に水が溜まると、もちろんスピードは落ちるがそれだけではなく
艇が不安定になり沈しやすくなる。風上に上らなくなる。
強風下では乗れたものではない。

 この十月に船体を桟橋に引き上げて船底掃除や水抜きをやった後は
来年の四月のメンテまで、水抜きや船底のクリーニングはやらない。

 毎年、冬季練習をやる私には、非常に問題である。
安全で快適なセーリングに問題なのだ。


 周囲の田畑の水抜きに合わせて、十月ころから来年の春まで
手賀沼の水位は下がる。下がった水面から桟橋へ艇を引き上げるのは容易ではない。
それで、スロープを作ることを考えたが、大掛かりな作業になり
広いスペースも必要になりほぼ絶望的だ。

 それで、スロープに代わって
桟橋の端に直径20センチメーターの車輪を二個取り着けた。
この車輪にレーザー艇やシーホッパー艇の船体を乗せて
水に浮かべたり、自ら桟橋に引き上げたりすることにした。


 車輪にバウを乗せておいて、動滑車を使って引き揚げれば
ひとりでも楽に船体を引き揚げることが出来、さらに船体をシングルハンド専用の
トレイラーに移し替えることも容易にできる。

 アルバトロスクラブの漁協前の基地には、レーザーとシーホッパーの各一艇を
トレイラーに乗せて保管することは可能なので、今度の冬季練習では
陸置きを試してみることにした。

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