雨の中のセール

　昨日（20171114）は午後には雨が本降りになった。

　レーザー艇に乗艇していて、シカーラ艇と共にフィッシュセンターに
向かっていたが、フィッシュセンター到着目前になって本降りになってしまった。
午後の三時ころだったが、晩秋でもあり、天気が悪いことの相乗効果で
辺りは暗くなってしまった。風の吹いているエリアを見つけることもむつかしく
微風の中でセールするのに苦労した。おまけに帰りは風に対しての登りだった。
タックを繰り返しながら悪戦苦闘して桟橋に着いたのは四時近かった。

　水面をたたく雨音を聞きながらのセールだった。
アルバトロスクラブでは雨の中のセールはやらない。
そういうルールがある分けでもないが慣例だ。
近隣に住む人が多く、雨の日に無理をしなくても
セールする機会はいくらでもあると云うのがその理由だ。
もう一つ、クラブには小さな艇庫しかなくて
濡れた帆の保管場所に困るからだ。
せいぜい、数枚の帆を艇庫の中で干しておくのが精いっぱいだ。

　それで、私が手賀沼の雨の中でセールしたのは初めてだった。
本降りになるとは思っていなかったので、カッパを着なかった。
《降っても小雨程度だろう！》
と油断していたのだセール後は寒くなってしまった。

　セール後には濡れたシカーラとレーザーの帆を艇庫に広げておいた。

　救いは、参加した新人の方の笑顔だった。
曇り空で、風も弱くて、あまり楽しいセールが出来ないのではないか？
とも思われたが、
《せっかく来たのだから、やりましょう！》
と勧めたのだ。

　アルバトロスクラブは近隣の人が多いが
遠くから来る人もいる。
そうしたことを考えると。多少の雨でもセールした方が良いのかもしれない。
艇数が多くなければ濡れた帆を干すことはできる。