大量に溜まった船底の水抜き

 先日(20171221)は目黒会の冬季練習だった。

朝、10時前に桟橋に到着して、水船になってしまった
シーホッパー3号艇の舫いを解いて
岸辺の葦の中に引き上げて水抜きをやった。
 以前にはレーザー1号艇の水抜きをやり、その後水に浮かべて
様子を見ている。二カ月ほども経過したが、水漏れしている兆候はない。

 今度は、問題がないと思っていたシーホッパー3号艇が水漏れして
他の艇より明らかに沈んでいる。沈み方から見て
ふろおけ1~2杯もの水が溜まっているように見える。
レーザー1号艇と同程度だ。

 舫いロープをはずすために
桟橋から艇に乗った。
スターンに乗ると艇は大きく沈んで足元が水に浸かった。
右側の舫いロープをはずそうとすると艇はさらに大きく右側にヒールした。
身体を移動させると、その方向に船底の水が流れてさらに大きく傾く。
艇がひっくりかえるのかと恐れて、慌てて体を反対側に移動させた。
 左後方(左スターン)の舫いロープを外そうとすると左側が大きくヒールして左後方の舷の上に水が来る。
それで、身体をなるべく後方にいかないように、また、なるべく左にいかにように
位置取りして手をなるべく伸ばすことで、素早く舫いを解いた。
艇をひっくり返すことを心配しながらなんとか舫いロープを外せた。
そそくさと桟橋に上がった。

 前回のレーザー艇の水漏れの時にはクラブの大先輩が、艇の上部に座って
葦の草むらまでパドルを漕いだ。

 私は艇に乗艇してパドルを漕ぐ自信がなかった。
バランスを崩すと艇が簡単にひっくりかえりそうだった。
桟橋近くは浅くてせいぜい腰までの深さだが、この時期水に浸かりたくはなかった。

 それで、桟橋から舫いロープを引っ張って艇を葦の草むらまで運んだ。
この時には、係留している他の艇を7艇ほども、超えて移動させるので手間がかかった。
安全のためには仕方なかった。

 艇は重く、葦の草むらに引き上げるのは大変だった。
キングストンを外して
少し引き上げて、水がある程度抜けて幾分艇が軽くなったころ合いを見て
また、少し引き上げるということを繰り返して完全に水抜きをやった。


 水抜きして軽くなった艇を陸揚げして保管すべきかどうか迷った。
保管スペースを確保するのを断念して、
桟橋に係留して様子を見ることにした。


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