昼休みのヨットの桟橋への係留

 レーザーやシーホッパーなどの
船体の割に帆の面積の大きな艇はチンしやすい。
こうした艇を昼休みなどに桟橋に係留する時にはそれなりの
対応が必要になる。

メインシートを外すのが原則であるが
その外し方が問題になる。

レーザーやシーホッパーではメインシートがコックピットからブームへ伸び、
さらにブームの後端にシートが達して、
ここから艇の最後尾のトラベラーに取り付けられた移動式の滑車を介して再びブームの後端に戻ってくる。
このブームの後端でシートが固定される。
この固定された箇所を外すだけでは充分ではない。
メインシートの長さは驚くほど長い。
従って、ブームの後端の一か所だけを外しておけばよいということにはならない。
垂れ下がったロープの抵抗だけでも相当なもので、突風に煽られると
簡単に沈してしまう。
それで、帆を上げたレーザー艇を桟橋に係留する時には
メインシートのコックピットからブームへ立ち上がるところから
シートを外してしまわないと安定しない。
《コックピットとブームの間にメインシートのロープを残さない》
ようにしなければ不充分だ。

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