何のためにヨットに乗る?

 ヨットに何のために乗るのでしょうか?

 もはや現在では、人や物資の輸送などの仕事のためにヨットに乗ることはなくなり
遊び以外の何物でもなくなりました。

 遊びとは本来《目的の無い行動》です。
従って、各自が勝手に目的を作り出します。
多くの目的が生まれます。


 それは人によって様々だとしか言いようがないと思っています。

 ヨットレースにほとんど関心の無い人もいれば、ヨットレースにしか
関心を持たない人もいます。
それも、レースに出ることに楽しみを見出す人もいれば、
自分は出ないで、レースを運営することに価値を見出す人もいます。

 一人乗りのヨットを好む人もいれば、
一人で乗ることが全く理解できないと云う人もいるのです。
ヨットに乗ることよりもヨットを作ったり改良したりすることに
興味を持つ人もいれば、ヨットの手入れは面倒で、ヨットに乗ることしか興味のない人もいます。

 ディンギーのようなセール自体を純粋に楽しむことを目的にヨットをやっている人もいます。
それでも、一様ではありません。
モスやナクラなどの高速ヨットで爆走したいと思う人もいます。
のんびりと優雅にヨットを走らせたいと思う人もいます。
風と遊ぶことを楽しむ人もいます。

 セーリング自体を楽しむことよりもクルーザーヨットで航海することに楽しみを見出す人もいます。
あるいは頑丈で安定なクルーザーヨットで冒険することを楽しみにする人もいます。


 極め付きはヨットバーバーの基地づくりが楽しくて仕方のない人もいます。
確かに、基地づくりは最高の大人の遊びかもしれません。

 勿論、ヨットの基地づくりに夢中になり、同時にレースに夢中になる人もいます。
ヨットが社交の場と心得て、宴会を好む人もいます。



 私が、今所属しているNPO法人アルバトロスヨットクラブでは、
上記の他に手賀沼の清掃や地域のボラアンティア活動も盛んです。
60名ほどの会員が60通りのヨットとの関りを
持っているようです。

 何が楽しくて、何が高尚か?何が価値あるか?
簡単ではありません。

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