レース艇の点検

 今年の冬はレーザー艇に乗艇して楽しんだ。
けれども、明日のアルバトロスクラブの
レースにシーホッパーで出場予定だ。
シーホッパーの乗艇に関してある一定レベルに達して
納得の成績が出るまではシーホッパーでレースを戦うことに
している。
シーホッパーの4号艇が私に割り振られた。
シーホッパーの4号艇にはこの半年近くも誰も乗艇していない。
 それで、今日はレースの直前の点検をやった。
南の風が強くブローでは10メータほども吹いていた。
吹き流しが上に上がり
かなりビビった。
「今日は、セール面積の大きなシーホッパ―に乗艇してしまった
せめてレーザーであればよかったのに!」
などと、小言を言いながらも
シーホッパーの艤装をやった。
昔、誰かが、
「艤装がやれるのであれば、その風での
セーリングができる」
と言ったのを思い出しながら艤装した。
レーザー用のバングの一部を改造して
取り付けようとしたがストロークが足りなかったので
ロープを伸ばして取り付けた。
バング・アウトホールを引き込んで調整していると
顧問の目黒さんが現れて
強風下のカニンガムの引き込みを教えてもらった。
私が思っていたもよりもかなりきつく引き込む必要があった。
ティラーが曲がっていたので取り換えた。
メインシートを引き込んでみたが
あるところで止まり引き込めない。
手元の滑車の切り替えスイッチ(
メインシートを引き込む時には回転して
出す時には回転しないで抵抗になる場合と
引き込む時も繰り出す時も回転する
二つのモードの切り替えスイッチ)
を開放にするとメインシートを
充分引き込むことが出来るようになった。

 水を飲み、手洗いを済ませて
意を決して乗艇した。
やはり乗って見ないと確認が取れないと思ったのだ。
バング・アウトホール・カニンガムを充分引き込んだ
ために、艇は安定して充分コントロールできた。
桟橋前の水域の東西をアビームでセールした。
気持ちよくプレーニングしてセール出来た。
改めて、艤装の大切さを実感した。
そのうちブローが入って艇が切り上がり沈した。
今日の風であれば、時々沈しんがらも
充分楽しめると思えた。
が、明日のレースに備えるために
セールを切り上げて艤装を解いた。

コメント