PM2.5とセーリングと角膜のトラブル

 近年日本では青い空が蘇り
大気汚染は過去のものになったかのような
錯覚を起こしてしまう。
 残念なことには石炭火力発電や
ガソリン車が激増して、それらから
排出されるPM2.5は減ってはいない。
むしろ激増している。
 このPM2.5は粒子が非常に細かいために
肺の奥深くに達して肺に炎症う起こし
肺がんを起こす。
さらに、肺の毛細血管からも吸収されて
全身を駆け巡り、臓器に癌を引き起こす。
大気汚染が肺がんやその他の癌の
大きな要因になっている可能性が大だ。
 ヨーロッパではクリーンディーゼル車から
さらに怖いPM1.0粒子が
出ていることが問題になり、
クリーンディーゼルなどと云っても
とんでもないことが分かってきた。
と言うよりも、圧縮比を上げたり
爆発温度を上げたりして見かけをクリーンにするほど
微粒子が増加するようだ。
結局化石燃料に頼る限り
癌環境は致命的だという結論にいたり
化石燃料車の全廃が目標になっている。
日本では経済の屋台骨である自動車産業の
利益を保つために電気自動車への
切り替えは恐ろしく消極的だ。
 
 セーリングで問題になるのは
このPM2.5である。
角膜に付着すると
PM2.5という砥石をかけられた状態になり
角膜表面が削り取られる。
また、PM2.5が涙の供給元である涙腺を
詰まらせて、ドライアイを引き起こすことも
明らかになっている。
強い風に一日吹かれると目の角膜には
多量のPM2.5が付着して
角膜を痛めてしまう。
 私は二年ほど前に
強風下のセールで目が真っ赤にに充血したことが
あり、それ以来ゴーグルを着用している。
角膜を痛めると
簡単には回復しないようだ。
いまだに、夜間では街灯に
虹がかかって見えることがある。
そうなる前にゴーグルを着用することが
推奨される。

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