ジャイブの回転角度を減らす工夫

  レーザーでの有効なジャイブの条件は

風下に向かって艇を回しすぎないことだ。

スピードは落とさない。できれば加速する。

そのために必要なことは

1.メインシートを引き込んでおくこと。

2.ラダーを不必要に長くしたり、大きくしたりしない。

3.艇をヒールさせることでブームが重力で反転しやすくなるし、

  風の角度を反転角度を稼ぐことができる。

の三点だ。

具体的に実行するために以下のトライアルをしている。

〖 トライアル手順(弱風)

1.バイザリーにする。

2.メインシートを引き込む

  30~45°程度

3.1,2を確認してラダーを引き

  裏風が入り始めるところで

  ラダーを戻す。

4.ガンネルをシートを持った手でつかみ

  体を艇の外側に移動させて艇をヒールさせる。

5.ラダーを引き反転すると直ちに

  ラダーを戻して回転を止めると同時に

  反対舷に体を映してヒールを無くす。

〖強風下のジャイブ

1.バイザリーにする。

2.メインシートを引き込む

  30~45°程度

3.1,2を確認してラダーを引き

  裏風が入り始めるところで

  ラダーをいったん戻す。

4.ラダーを引き帆が反転すると同時に

  メインシートを持った手を体の後ろまで

  強く引きメインシートがスターンのコーナーに

  かからないようにする。

  と、同時にラダーを戻して回転を止める。

  回転を素早く止めることで回り過ぎを防止でき

  沈を予防できる。

   強風下ではヒールはできない。

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