《糖尿病を患っていたセーリング仲間が
逝って二年が経過した。生前
「どうせならセーリングを思いっきりやりたい!」
が口癖だった》
‹ セーリング仲間を送る歌 ›
遠き別れに 耐えかねて
この桟橋に 佇んだ
悲しむなかれ わが友よ
ともにセールした 夏の日よ
別れといえば 昔より
この人の世の 常なるを
波立つ水を 眺めれば
ともに挑みし 荒波よ
君がさやけき 目の色も
君が凛々しき ウエットスーツ
君が雄々しき セーリング
またいつかみん 夢の中
2023/09/09 八羅 文明
‹ セーリング仲間を送る歌
ー 手賀沼バージョン ー ›
遠き別れに 耐えかねて
この桟橋に 佇んだ
悲しむなかれ わが友よ
ともにセールした 北柏
別れといえば 昔より
この人の世の 常なるを
波立つ手賀沼 眺めれば
ともに向かいし フィッシュセンター
君がさやけき 目の色も
君が凛々しき ウエットスーツ
君が雄々しき セーリング
またいつかみん 夢の中
2023/08/23 八羅文明
‹ 惜別の歌 ›
遠き別れに 耐えかねて
この高殿に 登るかな
悲しむなかれ わが友よ
旅の衣を 整えよ
別れといえば 昔より
この人の世の 常なるを
流れる水を 眺むれば
夢恥ずかしき 涙かな
君がさやけき 目の色も
君紅の 唇も
君が緑の 黒髪も
またいつかみん この別れ
島崎藤村
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