レースルールの概略

★ 基本
(レースもシーマンシップの思想が基本になっているようだ。
そのために安全が最優先される)

ヨットレースは風を動力源として実施される。
 
 ローリング(艇をヒールやアンヒールさせることで
帆を内輪のように振り回して推進力を得る)
・パンピング(メインシートを急激に引き込むことで
推進力を得る)
・スカリング(ラダーを急激に動かすことで推進力を得る)
の使用は下記などに限定される。
1.他艇との衝突や障害物を避ける時。
2.風や波の変化に合わせるとき。
  ランの時、一つの波に一回のパンピングは
  認められている。
3.進路変更の時(ロールタック・ロールジャイブ)

 これを禁止されていると誤解すると上達の大きな妨げになる。
オリンピック選手などをみれば
ローリング・パンピング・スカリングの使用も
素晴らしく巧みだ。
特にスタート時点では強烈なスカリングや
ローリングなどは当たり前のテクニックとして
フル活用されている。

★ 優先権〈下記1,2,3の順位で優先権が設定されている〉
1.スタボート・タック(帆を進行方向に向かって左側に
  展開している)の艇が優先される。
2.風下艇が優先される。
3.オーバーラップした艇には航路を与えなければならない。

★ 罰則
  他艇に衝突した時には二回転する。
  マークにぶつけた時には一回転する。
  上記のローリング・パンピング・スカリングの
  反則を指摘されたときには二回転する。

  この罰則は他艇の進路妨害にならないように
 注意してなるべく早めに行う!

★ スタート
  フライイングした時にはスタートラインの
 アウターマークを回って再スタートする。
  スタートの五分前から旗が掲げられるが
 その時からレースルールが適用される。
  参加艇が多数の場合には一分ルール
 (スタートラインと上マークの
 三角形にスタート一分前からスタートまでの
 間に入ると即失格)が適用される場合などがある。
 ルールがレースによって変更になるので
 要注意だ。

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