昨日の柏市長杯ヨットレース

 昨日〈20180820〉は恒例の
アルバトロスヨットクラブの
柏市長杯エコヨットレースが実施された。
レーザー7艇とシーホッパー3艇によるシングルハンドと
シカーラ5艇によるレースが行われた。
コースは東西に細長い手賀沼を
西側に設置されたマークを手賀大橋を渡って
回航する西回りコースの第一レースと
東側のフィッシュセンター近くのマークを
回航して桟橋に戻ってくる第二レースの
二レースだ。
東の微風だった。

 私はクラブのシーホッパー4号艇に乗艇して参戦した。
レーザー艇と競うことになった。
結局レーザー艇に乗艇した顧問の目黒さんが
二レースとも勝利して優勝した。
目黒さんは強豪のAさんと競り合って勝った。
第二レースは目黒さんがゆとりをもって勝った。

 第二レースではフィニッシュの前に運よくバイザリーの
セールができた私は反対舷に帆を出していた
Aさんを追い上げて一時は50センチほども
リードできたのだが結局。数十センチの差で
Aさんに負けた。

 この大会で印象に残るのは
目黒さんのセールだ。
第一レースでは微風の中で私より遅れて
スタートした目黒さんがランで追い上げて
トップグループに入りさらに追い上げて
トップになった。
ランで私は抜き去られた。
第二レースも特に印象に残ったのは
ランのセールだった。
目黒艇は進路の右に左にまっすぐなコースを
大きく外れて私の前を走っていた。
時には、蓮の茂み近くまで行った。
コースを大きく外れるたびに
私は
「このまま、私がまっすぐセールしていけば
目黒さんに追いつけるのではないか!」
と思っていったが、むしろだんだんと
引き離されていった。
レース後に目黒さんに
「何故あのように左右に大きく蛇行していたのですか?」
と聞くと
「バイザリーでセールするため!」
と言う答えが返ってきた。

 私ももちろんバイザリーを重視している。
微風の下りの切り札はバイザリーしかない
と思っているほど意識している。
けれども、問題は風の振れの大きな手賀沼で
バイザリーをやっても長くは続かない。
風が大きく振れてナチュラルジャイブしてしまうのだ。
それで、私やほとんどの人は
真ランに近い角度をセールしながら
チャンスがあればバイザリーでセールする。
目黒さんはそうではなくかなり角度でコースから
外れてもバイザリーをキープしてセールした
と言うのである。
これが一つの切り札だったことは間違いなさそうだ。

 《大きく振れ回る風の中でも、長く
バイザリーのセールを続ける》
練習をやってみたい。

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